耐震・防火

平成16年に発生した新潟県中越地震、平成15年に発生した宮城県北部を震源とする地震及び十勝沖地震等人的被害を伴った地震が度々発生しています。これらの地震においては負傷原因のうち、家具類の転倒・落下による負傷が3割から5割と大きな割合を占めており、対策が必要とされています。

東京消防庁は、転倒防止対策の実施率を向上させるため「転倒防止器具の取付け方法や安全な家具の置き方に関する指導指針」を策定し、転倒防止に関する項目を整理しています。
人命に関する重要な項目として、リフォームに際し活用されることをおすすめします。

転倒防止器具、転倒防止対策について

転倒防止器具の種類

家具転倒防止器具の効果に関するイメージ(平成16年11月15日)

備考 : 今回の実験では、家具に食器棚(H1800mm、D896mm、W406mm、重量64.5kg、内容物50おもり)を使用し、床面はフローリングとしています。壁・天井等は固定に十分耐えられる強度を確保しています。また、使用した器具等は同型の製品でも材質、形状等が異なることがあります。

これらのことから、使用する家具、室内環境、器具の諸元により、今回の結果が異なる場合も想定されます。
(東京消防庁による家具の挙動と転倒防止器具の検証より)

家具類の転倒防止策をした住まい方のイメージ

(東京消防庁の資料より)

転倒防止器具の取付け方法

対象家具─衣装タンス、整理タンス、食器戸棚、本棚等の家具類

1.ネジ止めする器具を使用する場合の使用例

1~2.柱や鴨居がある場合には、強度を確認し金具等で固定する。

3.家具の上面後部にしっかりとした桟が入っていないものについては、板を渡して強度を確保し金具を取付ける。
4.チェーン式、ワイヤー式、ベルト式は、家具側の設置位置と壁側の設置位置が近いほど固定強度が高い。

2.ネジ止めしない器具による転倒防止器具の使用例

1.家具上部を収納ユニット等で家具本体と金具で結合し、揺れによる脱落を防止する。

2~3.ポール式とストッパー式又はマット式器具を併用。ポール式は天井との隙間が少ないことが前提。特に大型家具は、ポール式+ストッパー式又はポール式+マット式の併用が効果的。