手すり

壁の種類と手すり取付け方法

ラスモルタル壁

トイレや風呂場に多い壁です。
細い板を隙間を空けて打ち付けた木摺り下地に防水紙を敷き、その上にラス(モルタルを止める網)カッターで止め、ラスにモルタルを塗り込み下地を作ります。
タイルの張り付けは、タイルの裏面にモルタルを団子状に盛り、下地の上に貼っていきます。(団子貼り)

手すりの取付はタイル中央に

団子貼りゆえに、タイルの四方の目地にはモルタルが入っていなかったり、木摺りの隙間のためネジがまったく効かないことがあるので、タイルの中央に手すりブラケットを付けます。
①磁具タイル用コンクリートドリルで穴をあける。
②ネジにあった鉛やPCのアンカーをさし込みしっかり止める。

真壁

和室に多い壁です、柱が露出しており、柱と柱の間に土壁やジュラクや漆喰など和風の壁が塗り込められています。伝統的に竹を編んだ小舞竹下地や、木摺り下地などがあります。

強度の問題から直接手すりを付けることはできません。ベースプレートなど柱に渡し、それに手すりを取り付けます。

真壁の壁は、古くなると痩せて湾曲していることが多く、ベースプレートにネジ足がでない長さの別途ビスを用意するか、ベースプレートを壁に沈めるなどの工夫が必要です。

左図は有穴石膏ボードに塗りあげたもの

大壁(石膏ボード下地)

マンションや新しい住宅に多い壁です。耐火性、施工性、経済性から石膏ボード(プラスターボード)を下地につかうことが多いのですが、石膏ボード自体には強度がなく、手すりなどを直接取り付けることはできません。各種中空壁用アンカーが販売されていますが、石膏ボードが割れたり、そのものが外れたりすることがあるので、お薦めできません。

手すり取付部分を石膏ボードと同じ厚みの合板に張り替えるか、ベースプレートの幅だけカットして間柱を確認し、ベースプレートを取付けその上に手すりを付ける。センサーや針で間柱を探し、ブラケットを取付けることがありますが、最近の胴縁は細くなっているのでネジが利かないことがあります。確実な方法で施工しましょう。

右図は胴縁に化粧ボードを貼ったもの