耐震+制震=オメガシステム
「強さ」と「しなやかさ」で揺れを抑えて建物を守ります。

「強さ」 (耐震)、「しなやかさ」 (制震)、の二つの機能
「強さ」だけでなく「しなやかさ」が加わることで、オメガシステムは、より強くなります。

製品タイプ

耐震制震住宅のすすめ
~耐震とは?制震とは?~

耐震住宅は「地震の揺れに耐える住まい」のことです。耐力壁などで建物を強固に造り、地震の揺れに(エネルギー)に対抗します。普通の地震であれば建物の損傷はなく、大地震でも倒壊の心配はありません。しかし2016年熊本地震のような繰り返しの地震では建物を傷め倒壊の恐れがあります。

オメガシステムは耐震に制震の機能を付加したハイブリッド壁です。耐震住宅にオメガシステムを設置することで、建物の揺れを装置が吸収し建物の損傷を防ぎます。また建物全体の揺れを抑えるため、家具の転倒など被害を最小限に抑えます。

建物の揺れを抑える制震装置

ポイントは当社オリジナルの低降伏点鋼で作られたオメガ(Ω)です。
研究を重ねた結果、特徴的な形が、地震エネルギーを効率よく吸収して、建物の揺れを抑えることが実証されました。

「wallstat」シミュレーションで制震効果を見える化できる

オメガシステムは耐震シミュレーションソフト「wallstat」の対応認定製品です。

フリーソフトなのでどなたでもご使用いただけます。

「wallstat」(ウォールスタット)とは、地震による建物の動きをPC上で確認できるソフトです。
「wallstat」の使用により、当社が開発したオメガシステムの制震効果をPC上で簡単に確認できます。
建物のどこに配置すれば、地震に強い住宅を建築できるかを事前にチェックできますので、どうぞお試しください。

オメガシステムの設置効果は同ソフトで設置前後の建物の動きをシミュレーションすることで分かります。
PC上に新築モデルを立ち上げ、ソフトの中で、振動を加えて破壊する瞬間を目の当たりにすることで制震効果が見えてきます。
シミュレーションは何度もできますので、最適な配置を検討することが可能です。

メリットとデメリット

オメガシステム
鋼材系
ゴム系 オイル系
耐震と制震のハイブリッド ×
導入コスト
設置数
温度に影響を受けない ×
速度に影響を受けない ×
疲労耐久性
小さい揺れから吸収 ×

世界初の3階建て実大建物による制震効果検証実験

都市部の住宅(狭小間口の3階建て)を想定した実験で実証!
設置の効果は現実に近い形で検証するのが一番です。
当社では、都市部を想定した狭小間口の3階建てで制震効果の検証実験を行いました。
比較対象は品確法で定める耐震等級で最も高い耐震等級3の建物です。

左:耐震棟(耐震等級3) 右:制震棟

2種類の方法で検証しています。

①耐震棟(耐震等級3)にオメガシステムを追加した場合
②耐震棟(耐震等級3)の一部の耐力壁の代わりにオメガシステムを設置した場合

振動台には
①告示で定める極めて稀におこる地震動(震度6強)を1回
②同じ地震動をもう1回
③阪神淡路大震災のときの神戸波を1回
の計3回の大地震を想定した振動を加えました。

その結果ですが、
①の場合 → 建物の揺れを40%に抑えました(60%低減)
②の場合 → 建物の揺れを55%に抑えました(45%低減)

図1 ①の場合(クリックして拡大)
図2 ②の場合(クリックして拡大)

比較対象が揺れに強い建物であったのに、
当社のオメガシステムを設置した建物は、十分な性能を確認できました。
この実験結果により、オメガシステムを自信をもってお勧めします。

オメガシステムは画期的な耐震制震壁

《工学院大学名誉教授宮澤健二氏コメント》

日本は4つのプレートがひしめき合う地球上最悪の大地震発生地域で、地震から逃れることは出来ない。倒壊防止は耐力壁を多くし抵抗する耐震、建物を地盤から滑らせる免震、エネルギー吸収で揺れを抑える制震がある。耐力壁は大きな層間変位と繰り返しで破壊する。本制震構法は、図1・2からも分かる通り低降伏点鋼でエネルギーを吸収し揺れを抑制している。

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